ユリ、カーネーショトルコキキョウ、アンスリウム、レザーファン、水引草、紫式部
ほんのり肌寒く、しとしと小雨が降っていた今日、池坊のお花を習い始めて6回目のお稽古日でした。お花を生けはじめると、そこにはお花と自分しかおらず、お花を生け終わると、ふぅゎ~んと世間を感知する意識が浮上、ほんの束の間、雑念から解放されていた自分が居たように思われました。この心地よい解放感&浮上感は、新鮮なようでいて懐かしくもあり、親しみ深くもあるように感じました。
北原白秋『水墨集 ~墨~』
墨を磨り
墨を磨り
閑かに心を澄しながら
わたしは
竹の根方の水引草をながめてゐる
あの紅い点々の花
その点々の一つに
露が一つ
光つて
揺れる
いい朝