随感随筆

お寺での日々

今週のお題「小さい春みつけた」

今週のお題」とは、はてなスタッフ様が出題するお題をネタに、みんなでブログを書いて、みんなで楽しもう! という企画とのことで、参加してみたいと思います。

今週のお題「小さな春みつけた」

京都の方のお寺では、国指定重要文化財『鉄眼版一切経版木』を保全保護するための活動の一環としまして、寺そば(ヴィーガンラーメン) をご提供させて頂いております。

寺そば(ヴィーガンラーメン)は、四季折々の味を楽しんで頂こうと、年に四回、味変します。今は『冬の味噌豆乳味~カルボナーラ風~』をご提供させて頂いております。

そして3月21日からは、『春の淡口しょうゆ味』のご提供となります。そこでいよいよ先日、料理長が『春の淡口しょうゆ味』の仕込みに入られました。1年振りに漂う芳醇な元タレの優しい香りに心がほっこり、思わず小さな春の訪れを感じました。

『寺そば(ヴィーガンラーメン)』OPEN! (hozoin.net)

 

今週のお題に参加させて頂きます

今週のお題「何して遊ぶ?(GW、何する?)」

 

 その昔、勤め人だった頃は、GW到来を楽しみにしつつ、心のどこかで複雑な思いを抱えておりました。それは、人は生まれた瞬間から死に向かうように、GWも初日を迎えた途端、最終日に向かうことが明白だからでありましょう。新たな親交がはじまる時も同じで『会うは別れのはじめなり』の心境になります。嗚呼、無常ですなぁ~

 

 現在は僧侶として生きておりますが、僧侶にはGWどころか休日すら無いようにも思えますが、その実、毎日が休日!サンデー毎日なのでありますなぁ~と、いいつつも、『自分の為だけの時間』というものをあまり取得できはしません。

 しかしながら、去年の秋頃から師僧のお許しを得て『遊び三昧』という体操教室に通わせて頂いております。この教室に通い始め、医師から完治不可と宣告されていた右脚の具合もよくなり、諦めていた正座や坐禅が徐々に出来るようになりました。不思議なパワーをお持ちの先生とその仲間たちの皆様のお蔭様であります。有難う御座います。  

 この有難い教室、基本、週に一度、公共の施設にて開催なのですが、なかなか都合がつけられず欠席、遅刻、早退が目立つダメ生徒にて、大変ご迷惑をお掛け致しておる次第に御座いますが、この教室に通うことが、拙僧にとっての大変贅沢な「遊び」なのであります。そしてこのGW中にも遊べる(教室に通える)と思っておったのですが、なんと、GW中は公共の施設休館とのことにて、遊べ(教室に通え)ませんでした。

 

 従いまして、今週のお題「(GWに)何して遊ぶ?」に対する回答は、「体操教室で遊ぼうと思っていたけれど、GWの所為で遊べませんでした」となりましょうかねぇ、ガクッ。

 

順境の中に逆境あり、逆境の中に順境あり

不肖の弟子である愚僧の師僧は、

京都で一ヶ寺、滋賀で三ヶ寺、計4ヶ寺の住職をなされておられます。

 

そのうち滋賀の2ヶ寺は、檀家さんのいないお寺で、

村の自治会が管理してくださっております。

お寺のお掃除から、各種法要の日取り決めなど、

村の方々が責任をもって担ってくださっておられます。

誠に有難く、ご信心の深さに心より感謝しておる次第に御座います。

 

件の2ヶ寺、それぞれ年に数回、法要を厳修致します。

勿論、法要自体もですが、その法要の準備や法要終了後に、

村の方々と交流させて頂けることが、本当に楽しみです。

 

しかしながら、コロナ禍となって以来、

ほぼ、その2ヶ寺では、其々の自治会の判断により、

村の方々にお越し頂ける法要を営めない状況が続いております。

この3年間、住職と拙僧、それぞれの村の代表役員の方数名だけでの

短時間での法要ばかりを営んでおります。

 

田んぼばかりの、日本昔話に出てくるような小さな村の小さなお寺。

地域住民の方々は、圧倒的に高齢の方が多いです。

風の便りで、訃報などが届きます。

3年という年月の重さ?長さ?流れ?に心痛致します。

 

そこで、このような状況を打開すべく、

まずは、2ヶ寺のうちの1ヶ寺にて、ご本尊様に因み、

毎月17日に「観音縁日」の法要と茶話会などを企画し、

今年の1月からはじめることに致しました。

 

前日の16日に掃除と準備に行きました。

お寺に対する愛おしさが募ります。

歴代のご住職にも思いが馳せます。

恐らく、誰も来てはくださらないだろうけれど、

こうして掃除と法要をさせて頂けることに、

改めて感謝と喜びの念に包まれます。

 

そして17日、法要当日。

「こんな有難いご縁を頂いて感謝致します」と、

5名の方々がお越しくださいました。

 

本当に誰もお越し頂けないものと覚悟しておりましたので、

本当に吃驚致しました。

そして何故かしら、坊主冥利に尽きると、

心から感動致しました。

 

来月もどうなるかわかりませんが、

継続は力なりの精神で精進してまいります。

 

しあわせ備忘として、ここに記録させて頂きました。

ここまでお付き合いくださいました御方様、

誠に有難う御座います。

日本列島、寒波に見舞われております。

どうぞ皆様、ご自愛専一になさってくださいませ。合掌

 

新春お題キャンペーン参加!

特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと

 

3年程前に右脚を痛め、当初は曲げることもかなわず、歩くこともままならず、数センチの段差にさへ躊躇してしまう状況にありました。1年ほど通院しリハビリを重ね、少しばかりは曲がるようになり、歩けるようにはなりましたが、これ以上の改善は見込めないとの医院長通告および自覚により、通院およびリハビリを止めてしまいました。

 

歩くこともままならぬ状況であるということは、お拝(五体投地)も出来ず、坐禅も正座も出来ません。その当時の記憶があまりないのですが、還俗(僧侶をやめること)すべきなのではないかと日々思い悩み、鬱々としておりました。

 

確かに、とある僧侶から身体が不自由な者は僧侶であってはならないとの戒律があるため、今すぐ還俗することを誓いなさいと、衆人の前で詰め寄られたこともありました。

 

***

禅宗坊主として、大きく分けて「お経やさん(読経)」「お話やさん(法話)」「坐りやさん(坐禅)」の三つの括りがあり、どれかに精通するとよいとの説を聞いたことがあり、自分は坐禅が大好きだったこと及び読経と法話には自信皆無なことにより、「坐りやさん」になりたいと思っておりました。日常生活の中、椅子の上でも正座するほどの正座好きでもありました。しかしながら、脚が曲がらない現実が常に目の前にあります。

 

***

元々、何処のお寺とも繋がりもない在家出身の初老の新米僧侶です。還俗しようが何しようが、何処にも誰にも迷惑は掛からないという、ある意味悲しい立場。修行も出来ない禅僧など、似非坊主でしかないと。それでも僧侶という生き方を諦めることが出来ず、自分なりにリハビリと祈念を続けてまいりました。

 

そのような日々の中、お蔭様にて、徐々にお拝もどき(⁉)がどうにかこうにか出来るようになりはじめ、いよいよ昨年(2022)年は、不細工ながらも複数回のお拝が連続して出来るようになり、正座もどき(⁉)が約15分程度、出来るようになりました。

 

以上が、『わたしの2022年』です。

 

そして『2023年にやりたいこと』は、美しいお拝、正座30分、坐禅とまではいいません、せめて胡坐がかけるように精進したい!これに尽きます。

 

勿論、国指定重要文化財である鉄眼版一切経版木の保全保護、調査、啓蒙活動も併せて精進してまいります。その他、色々と精進したいことが沢山あります。ほんに有難いこと、不肖過ぎる弟子を否定せず、嘆かず、諦めず、常に導いて下さる師僧に、心より感謝致しておる次第に御座います。

 

長々と此処まで拙僧の戯言にお付き合いくださり有難う御座いました。合掌

 

京都の方のお寺のTwitterはじめました!

はてなブログ上での拙ブログのタイトルは、

『随感随筆』などとなっておりますが、

本当のタイトル(当院HP上)では、

『日々更新したいが出来ないブログ』です。

 

 

そこで本日、

『日々更新したいが出来ないブログ』の

姉妹版(⁉)と致しまして、

『なるべく日々更新したいがしないだろうTwitter

京都の方のお寺のTwitterをはじめました!

 

Twitterの使い方がチンプンカンプンですが、

頑張って挑戦してみたいと思っております。

 

拙ブログの更新ですら、

滞っているのに大丈夫なのでしょうか・・・

取り敢えず、風呂敷広げてみましたので、

何卒、温かくお見守りくださいませ。

 

あ、もし、拝観ご希望の御方様がいらっしゃいましたら、

どうぞお気軽にお申し付けくださいませ!

拙僧がご案内させて頂きたく御座候。

 

宝蔵院(@tetsugenproject)さん / Twitter

 

 

 

季節外れの!

じゃじゃぁ~ん!

京都の方のお寺の桜でーす!

4月1日頃、綺麗に咲いていました!

 

続きまして、

滋賀の方のお寺付近の桜でーす!

 

それはそれは見事に咲いており、

ライトアップ夜桜もありました!

 

けれど撮影するのを忘れており、

画像はありません!

御免なさぁ~い!

 

取り急ぎ、皆様に

季節外れの桜開花情報をお届け致しました!

 

ではでは、また来年!