随感随筆

お寺での日々

本質を見極めるべし

去年の秋のとある法要で、平たく言えば

『太鼓を叩く役』のデビューを果たしました。

その際、師匠に何点でしたか?と、

採点をお願い致しましたところ、

【60点ギリギリ合格!】との判定を頂戴いたし、

悦に入ったことが懐かしく思い出されます。

 

さて先日、去年の秋とは違った法要で、

『太鼓を叩く役』を任命され、その法要の

前々日から完全徹夜でお稽古をはじめました。

が、なんと恐ろしいことに、

一通り通しでのお稽古すら到達出来ず

法要当日を迎えてしまいました。

 

数日間の緊張が高まり、いざ法要開始。

・・・内容はご想像にお任せ致します。

 

法要終了後、師匠に何点でしたか?と、

前回同様、採点をお願い致しましたところ、

なんともまぁ【マイナス30点!】という、

驚愕の判定を賜りました。

 

そこで心の友に、マイナス30点を賜り

凹んでおります報告を致しましたところ、

 

心の友:マイナス30点を賜われ羨ましいですっ!

拙 僧:ええっ!ど、どうしてですか⁉

    マイナスですよ、マイナス!マイナス30点っ!!

心の友:だって拙僧は、今日、途中で道具を取り上げられて、

    採点すらしていただけない状況でしたからっ!

 

甚だ不謹慎で誠に申し訳御座いませんが、

思わず、噴き出してしまいました・・・・

心の友よ、御免なさい。

 

心の友には本当に申し訳ないのですが、

心の友のお蔭様にて、下手くそでも

最後までその役目をさせて頂けたことの

有難さに気付かせて頂くことが出来ました。

 

師僧はじめ他の役僧の皆様に大変ご迷惑を

お掛け致してばかりで心苦しくありますが、

出来る限り精進してまいりますので、

これからも何卒宜しくお願い申し上げます。

 

 

 

 

 

一番の問題点、本質は、

>その法要の

>前々日から完全徹夜でお稽古をはじめました。

ここだすなぁ・・・・